やさしいうさぎはあなたのそばに。

葬儀司会者のお仕事ブログ

【追悼】アイドル界の礎を築いた振付師 夏まゆみ様

ニュースで訃報が流れると共に

耳なじみのあるJPOP音楽、

そして懐かしいダンス映像

 

思わず、夏先生のご経歴を検索してしまいました。

 

もしかしたら20代前半くらいの頃は、

まだ、ダンスが好きな多数の女の子たちと

大差はなかったのかもしれません。

 

違ったのは、情熱と根性。

 

知れば知るほど

なんと偉大な方を日本は失ってしまったのだろうと

苦しい気持ちになりました。

 

ご冥福をお祈り申し上げ、

作成した長編ナレーションを添付させていただきます。

※いつもより少々長いです


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半世紀以上、同じ仕事を極めるということ・・・

皆さんは、今のお仕事を始めて

何年になりますか?

 

新卒で入ったまま同じ会社で

ずっと勤続していますか?

持っているスキルを武器に

場所を変えて活躍しているのでしょうか。

それとも、

様々な分野に挑戦している最中?

子育てに専念中?

 

どの生き方が正しいわけでもありません。

どれも難しいことで尊いことであると思います。

 

今日紹介するのは

電気設備士というお仕事一本で

人生を全うされた男性のお話。

 

20歳で業界に足を踏み入れ

最初は見習いから、、、

個人で小さな会社を立ち上げて、

40代で株式会社に。

70歳で経営をバトンタッチして

お仕事に区切りを付けられたんだとか。

 

いろんな働き方がある現代。

だからこそ、ケツを割りやすい

なんてこともありますよね。

私も例外なく、

20代はいろんなことを転々とやりました。

もっと向いてる仕事あるんじゃないか

こんなことやるために勉強してきたの?

この人と一緒にもう仕事はできない!なんて

職場環境にうんざりして辞めたこともありましたね。

 

もちろん、それが活かされていることもあります。

このお仕事は

多くの方の人生を垣間見ますから

見てきたものが広いほど、想像がしやすく

大変さも理解してあげられるのは事実です。

 

とはいえ、同い年でも

一本わき目も降らずに

キャリアや技術磨きを積み重ねてきた人に対しては

ちょっと敵わないな・・・なんて

感じる瞬間もあったりします。

 

皆、ないものねだりですよね。

 


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いかがでしたか?

いろんな人生の物語にお邪魔させてもらうからこそ

自分の人生を進める、未来の振り幅も広がります。

 

こんなお仕事興味を持った方は

まずご連絡ください。(ホームページ問い合わせ欄より)

関西圏ナレーター募集中 - Hana Voice

悲しみと覚悟を胸に歩んだ79年

 

皆さんは自分が旅立つ時

棺に入れてほしいモノはありますか?

 

もちろん、斎場の都合で

入れることができないものもたくさんあります。

生きている人の写真を入れると連れていかれる

なんて迷信もあったり・・・。

 

今回お話するのは、

ご家族から預かった納棺品のお話。

 

故人は79歳女性、

数年に渡り闘病生活があったとのことでした。

ご主人はすでに他界されていて

2人の娘様がメインとなってお見送りいたしました。

 

そんな娘様方が用意されたもの。

それは、生前お母様が、

「私が亡くなった時にはこれを一緒に入れて」と

長年、大切に保管しておられたものとのことでした。

 

ボロボロの布袋の中に入っていたのは、

泥にまみれた幼児サイズのお洋服に、小さな靴。

 

「実は・・・私たちには兄がいたんです」と

お話してくださった娘様たち。

長男様はわずか4歳の頃に、家の前で車にはねられ

そのまま息を引き取られたとのことでした。

 

悲しみ・・・後悔・・・

それでも今日を生きなければいけないと

覚悟を決めて一歩ずつ歩んでこられた幾年月・・・。

 

「辛い気持ちを内に秘め

笑顔で家族を守ってくれたからこそ

今の私たちがいるんです」

とおっしゃる娘様たちの目には

涙がいっぱいに溢れていました。

 

ナレーションの一部をよければお聞きください。


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お仕事に興味のある方是非ご連絡ください!

何歳からでも始められ息の長いお仕事です。

ホームページ問い合わせ欄より

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命の限りを生き抜いた37年

 

子供に先立たれるご両親ほど

辛い姿をみることはありません。

 

だからこそ大切なものが増えていくことを

私は怖いとすら感じることがあります。

 

今回書かせていただくのは

早すぎる30代女性の方、コロナ感染でした。

喪主はお父様、

お母様や弟様ご家族が中心のご家族葬でした。

 

闘病が長く続いたり、ご高齢となると

ご家族もお別れの覚悟ができるものですが、

 

突然、しかも若くして、となりますと

お悲しみの深さは計り知れず、

お打合せでも放心状態

ということも少なくありません。

 

そういった方には、ナレーションのための取材も

応えられる範囲で、という形になりますが、

 

皆様、昔のことを尋ねると

それはそれは幸せそうにお話になるんです。

その姿に私はいつも目頭が熱くなります。

どうかその思い出が悲しみでモノクロに染まってしまわないでと

強く願いながら原稿を作成するんです。

 

ご家族にはお葬儀が終わった後にも日常が続きますからね・・・

 

ナレーションの一部をご紹介


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※エピソードは事実を基に作り変えております。

 

いかがでしたか?

こんなお仕事にご興味を持った方はご連絡ください。

関西圏にて募集しております。

関西圏ナレーター募集中 - Hana Voice

尊き90年 さらば、昴よ

先日担当したのは

90歳男性の故人様。

最近主流となっているご家族葬

 

お子様それぞれのご家族

お孫様、まだ赤ちゃんのひ孫様と

引き継がれ大きくなった家族の輪で

式場内は温かくアットホームな雰囲気でした。

 

ご当家様は故人が旅立たれてから数日という

限られた時間の中で葬儀の準備をされますが、

この日はお孫様の一人がおじいちゃんとの写真を

たくさん持って来られていました。

 

担当者さんがその写真を使いDVDの作成。

サプライズでお流しすると、家族は皆涙されていました。

過ごしてきた時間の長さと

思い出の深さを想うと

私も涙をこらえきることができませんでした。

 

1年前、「谷村新司のコンサートに行きたい!」と

寡黙で頑固なおじいちゃんが初めて家族にお願いしたんだそう。

もう身体は弱っていたので家族は心配したそうですが

コンサート会場では大きな声で一緒に歌っておられたんだとか。

 

そんな思い出の曲「♪昴」を流しながらご出棺。

「さらば、すばるよ」

頼もしく、潔く、旅立つ故人の背中。

それは、ご家族の心に深く刻まれたに違いありません。

 

こんなお仕事に興味を持ってくださった方は

ご連絡ください♪

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はじめまして。

 

これから

このブログには

 

私が仕事で

体験したことや

感じたことを

日記形式で綴っていこうと思います。

 

これを読む方が

自分の大切な人に

恥ずかしいけれど

言葉で感謝を伝えたくなる

そんな一歩の

お役に立てたら

なによりです。